「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」
茶道で大切にされているこの言葉が、昔から好きでした。
良い日も、そうでない日も、
晴れの日も、雨の日も、
振り返ってみれば、すべてが“今日でよかった”と思える一日になる。
木挽町よしやでは、毎日あんこを炊き、どら焼きを焼き、小豆と向き合いながら一日を始めます。
同じように見える作業でも、その日の湿度や気温、小豆の表情によって、火加減も、待つ時間も少しずつ違います。
茶道も和菓子づくりも、
「同じことを繰り返す」ようでいて、
実は二度と同じ瞬間はありません。
だからこそ、
今日という一日を丁寧に味わい、
その積み重ねを大切にしたいと思っています。
このコラムでは、茶道のこと、和菓子のこと、あんこや小豆の話、そして日々の中で感じた小さな気づきを、気負わず、飾らず、書き留めていきます。
忙しい毎日の合間に、
ふっと一息つけるような場所になれば嬉しいです。
今日も、日日是好日。

